実家で暮らす高齢猫チョビと、チョビの一番の仲良しである母を描いたスケッチの作品集です。
チョビとその周りの風景や人物をデッサン、銅版画などで描きました。
猫は11歳から高齢と言われています。
18歳になったチョビはワーーオワーーオと大きな声で鳴くようになりました。
声をかけても聞こえていないのかどこか不安そうにしています。
ジャンプもできなくなって、木箱をたくさん重ねて作った階段をひとつずつゆっくり登ってベッドに上がります。目もあまり見えていないようです。
今まではまだまだ元気だから大丈夫と考えていたけれど、猫の老いとも向き合わなくてはならなくなりました。
最近私は18歳の猫を実家に置いて引っ越しました。
元気なチョビを元気なうちにたくさん残しておきたくて、なかなか会えないさみしさ、長生きの願い、いろいろな想いをこめて絵にしました。
巻末にはチョビと一緒に暮らし、そして共に歳をとった母の日記を載せています。
チョビとの日々の暮らしが伝わるとうれしいです。
ブックデザインは横山雄さんにお願いしました。
表紙はチョビの毛並みの色のベージュと鼻の色のピンクで、猫じゃらし模様で海外のかわいいアルバムのようになりました。
見返しは猫の舌のようなざらざらした紙を選んでいます。
並製本/カバー付き/182mm×128mm/72ページ/英訳付き
A book of sketches created for Chobi, the the older cat living at my parents' house, and for my mother, who is Chobi’s best friend.
The drawings, etchings, and other artworks capture Chobi, his loved ones, and the surroundings around him.